あなたの想いを残しましょう！遺言書・エンディングノートの書き方>遺言書の内容を実現してくれる遺言執行者

遺言書を作成しても、遺言の内容が実現されなければ、意味がありません。

相続の指定や遺産分割禁止のような執行をしなくても、
内容が実現するものもあります。

しかし、遺贈における引き渡しや登記など執行をしなければ、
遺言を具多的に実現できないことも多々あります。

そこで、大切になってくるのが、遺言執行者と呼ばれる人です。

遺言実行者は、相続開始後、故人に代って遺言の内容を実現します。

遺言書に書かれている内容・趣旨にそって、相続財産の管理から
その他の遺言の執行に必要な一切の手続きをします。

個々の遺言の内容によって、遺言執行者の職務は異なりますが、
主に財産目録の作成、相続財産の管理、推定相続人の廃除の申立て、
認知の届出、不動産の移転登記手続き、受遺者への財産交付などです。

遺言執行者には、個人の遺志を実行するという重要な役割があります。

そのため、利害関係のない第三者が、中立的な立場で行うのが理想です。

したがって、弁護士や司法書士などを遺言執行者に指定することが
多いようです。