あなたの想いを残しましょう！遺言書・エンディングノートの書き方>遺言書における付言事項の効果

法律で定められた方式に従って作成された遺言書は、
法的な効力を有します。

遺言書の内容が、相続開始時には、優先的に実現されます。

それゆえ、書き方によっては、相続人の間にしこりが残る場合もあります。

そのような時に効果を発揮するのが、付言事項です。


付言事項とは、法律に定められていないことを遺言書に
付け加える事項のことです。

遺言書のような法的な効力はないので、相続人を拘束することはできません。

しかし、故人の最後の意思として、尊重される性質があります。

したがって、相続人の間に不満が残ると予想される場合には、
付言事項に自分の思いをしたためることで、相続人の理解を求めるのに
効果的に働くことがあります。


付言事項の実現は、相続人の判断のみに委ねられます。

一般に、相続人は、故人の願いを叶えてあげたいという心情を
持っている場合が多いです。

そのため、自分の思いをはっきりと遺言書に記載しておくことは大事なことです。